2011年6月8日水曜日

24時間不断念仏会



今年も増上寺で、24時間不断念仏会が開催されました。

今回は世界中継が11箇所に増え、増上寺では総勢150名近くの方がエントリーしました。
3月に発生した東日本大震災のこともあり、震災でいのちを失われた約12000人のお名前を、住職が9時間に渡って奉読されました。

24時間盛り沢山なライブという感じで、台湾との中継では事前に撮った映像もライブで流したいとのご意見があって急遽流しましたが、皆さんがお祈りする姿と、日本では台湾の歌(?)を歌いながら輪になって歩く様子が印象に残りました。
パリとの中継では即興でカメラを回し、お互いピースしたり手を振ったり、念仏イベントでしたが皆さんのリラックスした表情を双方向で交流することができ、繋がっているなと感じました。
イベント中はかなりバタバタでしたが、お役に立てて良かったのと、何よりも世界中の人達が日本の事をとても心配していたことがストレートに伝わってきました。

しかし、イベント終了後に悲劇が・・・。

撤収をしていた時のことです。
ガタッと大きな音がして、正面に飾ってあった眞生光明阿弥陀仏画の掛け軸が、空けていた窓からの強風で大揺れし、上からグシャリ!!と崩れてきたのです。何故だか、スローモーションの様にゆっくりと見えました。
一気に駆け寄ったのですがダメでした。 仏様のおでこを見ると深い傷が入っていました(痛そう)。
住職は、「もしかしたら、これから私達が受ける可能性があった災難を身代わりしてくださったんじゃないでしょうかね」とおっしゃっていました。
仏様の傷にはショックでしたが、皆様のご協力により無事イベントは終了できました。