花粉の嵐が猛威を振るっていますが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。
社内では、ウサギの目をしたマスク人間が黙々とパソコンに向かっています。
マスク姿でひそひそ話する人、うなずく人、笑う人。
その様子はまるで怪しげな工作員のようです。
ところで先日、お客様から「会社のインタビュー撮影で、テープを確認したら雑音が入っていたので、何とかならないだろうか」というご相談をいただきました。
今回はロケ撮影時のノイズについて紹介します。
通常、スタジオ撮影はミキサーを通して録音しますが、短いインタビューや移動の多いロケとなるとピンマイクかカメラマイクで対応するのが一般的です。
ミキサーを通していないと、どうしてもノイズを拾いやすい状況にあります。
ノイズとはどういうものかといいますと、つまりは環境音などです。
実は空間というのは、僕たちの耳で聞くだけではわからないくらいの様々な音が飛び交っています。
例えば、エアコンなどの空調の音。
普段生活している分にはほとんど気にならない音ですが、撮影をするとそれがノイズとして収録されてしまいます。撮影前に空調は切っておくと良いでしょう。
撮影中、周囲から物音や話し声が聞こえてしまうこともあります。
これを防ぐには、やはり撮影前に話し声が入らないよう周囲に呼びかけ、なるべく動かないように協力してもらうことが必要です。
インタビューに答える人が話に熱中して、手がピンマイクにぶつかってノイズが発生!!ということもあるので、マイクをつける時に一言お願いしておくと良いです。
どれも当たり前で基本的なことなんですが、そのような下準備をすることでかなりノイズを防ぐことができます。
・・・とはいっても難しいケースもあります。
空調も大きなビルでの撮影となると、一室だけ空調を切ることができなかったり仕事中ならもちろん電話やパソコンの電源は切れません。
場所をお借りして撮影させていただいている場合は逆にこちらが邪魔にならないように撮影しなければなりません。
どんなに注意を払っても入ってしまったノイズはどうするか・・・・。
そんな時は、編集の力を借りてノイズを抑えましょう!
次回はPremiere Proでノイズ除去専用の機能をご紹介します。