2009年7月15日水曜日

pianoteq



本日はピアノ音源の「pianoteq」をご紹介します。

ここ最近の音源は非常に音がリアルになってきていますが、反面、使用するハードディスクの容量もどんどん増えています。
何故かというと、ほとんどの音源がサンプリングを使用しているためです。

サンプリング音源は、実際の楽器音を様々なシチュエーションで録音し、演奏する際に再生するというものです。
例えばピアノで言うと、各鍵盤を弾いた音を1音ずつ、さらに強弱も128段階収録し、鍵盤が沈む音や、ペダルを踏んだ際の「ギギ」という音さえ入っています。
さらにそれらのデータが高音質で収録されているため、ピアノのみの音源でさえ10GB以上のディスク容量を使用します。

そのような大容量ライブラリ高音質音源と同等なクオリティを持ちながら、使用ディスク容量が僅か20MB程度のビックリ音源が存在します。
それが「pianoteq」です。

何故pianoteqが低容量を実現出来ているか? ですが、それはサンプリングを行っていないからです。
ソフト内でピアノの様々な音、現象を全てシュミレーション(計算)し、発音している為、サンプリングデータが無くても、本物のピアノのクオリティで鳴ってくれるわけです。
なんと弦が震える際に、隣の弦が共鳴する現象までシュミレートしています。

本来シンセサイザーは、波形を合成し電子的に楽器の音を再現するために作られましたが、Pianoteqはその究極系だと思います。
(未だかつて、こんなにリアルなシンセサイザーは存在したでしょうか??)

僕は一つ前のバージョンのpianoteq2を持っていますが、それでもかなりリアルなサウンドになっています。

メーカさんのHPでサンプル演奏を試聴できますので、興味のある方は、是非聞いてみてください!

http://www.minet.jp/pianoteq/pianoteq