2009年8月26日水曜日
Quicktimeのストリーミング
インターネットを見ていると、Quicktimeでコンテンツを配信しているサイトがありますが、ほとんどはWEBサーバーからのプログレッシブダウンロードという形です。
Quicktimeをストリーミングサーバー(darwin streaming server,helix serverなど)で配信することはあまり一般的ではないようです。
そのため、お客様から「Quicktimeのストリーミングが視聴出来ない」というご相談を受けることがあります。
内容は、ブラウザ上で再生するタイプだったのですが、ネゴシエーション中の画面で止まってしまうというものでした。(通常はこの後バッファ中→再生となります)
プレイヤーのバージョンが古かったりすると、再生されないことはありますが、問題もなく、ブラウザを変えてみたりQuicktimePlayerをアップグレードしてみたり色々試してみました。
そしてブラウザからソースを見てみると、rtsp(ストリーミング)のURLがあったので、QuicktimePlayerの<ファイル>→<URLを開く>でコピペをしたら再生できました。
なぜブラウザの画面から再生出来なかったのか。
調べたところ、どうやらセキュリティソフトがURLを外してしまった様です。
WindowsmediaやRealmediaの場合は、中間ファイル(メタファイル)にアクセスをして、そこからストリーミングサーバーに接続しますが、お客様が見れなかったQuicktimeの動画は、ダミーファイル的なものに接続して、ファイルをプログレッシブダウンロードして再生した後で、ストリーミングサーバーに接続する…という流れなので、そこがセキュリティソフトに不正接続と取られてしまったわけです。
もし、皆さんも再生できないストリーミングがあったら、セキュリティソフトとの相性を調べてみて下さい。