2009年10月21日水曜日

zabbix



オープンソースでサーバーを監視できるソフトが増えています。
(日本だとnagiosがスタンダードですね)

今回はサーバー監視ソフトzabbixをご紹介します。
zabbixは、サーバーやPCのCPU負荷からネットワーク帯域等の死活監視が可能で、条件に応じて管理者に伝達する機能が付いています。

監視するサーバー側にもソフトを入れる手間はありますが、サーバの状況をグラフや詳細なレポートで出してくれるので、直感的に全体を監視できるし(描写も高速です)。
設定をwebインターフェイス上で行えるのも便利なところです。

以下はWindowsのcpu負荷を監視する際の流れです。

監視対象にエージェントソフトをインストール


ダウンロード
まず、日本語アンオフィシャルサポートサイトよりエージェントソフトをダウンロード 
(ページ上部の「Download」タブを押します)

続いて、Windows版エージェントをダウンロードします。

インストール

ダウンロードが完了したらインストールをします。
上記画面の様に、ZABBIXサーバーのホスト名等を聞かれるので入力します。

設定

インストール後、標準ではシステムドライブのProgramFilesの中にzabbix agentという
フォルダが作成され、その中に「zabbix_agentd.conf」というファイルが入っています。
これが設定ファイルですので、適宜設定しましょう。

必要な設定項目は下記部分です。


# This is config file for zabbix_agentd
# To get more information about ZABBIX, go http://www.zabbix.com
#

############ GENERAL PARAMETERS #################

# List of comma delimited IP addresses (or hostnames) of ZABBIX servers.
# No spaces allowed. First entry is used for sending active checks.
# Note that hostnames must resolve hostname->IP address and
# IP address->hostname.

Server=サーバのホスト名

# Server port for sending active checks

ServerPort=サーバーのポート番号(標準は10051)

# Unique hostname. Required for active checks.

Hostname=このマシンのホスト名

# Listen port. Default is 10050

ListenPort=待ちうけポート番号(標準は10050)

# IP address to bind agent
# If missing, bind to all available IPs

ListenIP=待ちうけIPアドレス(サーバー側でのIP設定と同じ値にする必要アリ)



サーバー側の設定
エージェントの設定が完了したら、サーバの設定に入ります。
下記サイト等で詳しく掲載されていますのでご参考ください。



webインターフェイスで監視対象の登録

サーバー側の設定は、基本的にWEBインターフェイス上で行います。
上記画面を参考に設定して下さい。

監視データの閲覧
設定が終了したら、数分で監視データの収集が始まります。
最新の監視データは、上部タブ[監視データ]→[最新データ]より閲覧可能です。

ある程度、データの蓄積があるとグラフで閲覧するのも便利です。

大体の簡単な流れはこのような感じとなります。
僕は便利なソフトだと思います。
サーバー監視ソフトをお探しの方は是非お試し下さい。