2009年12月2日水曜日

フォーマットとコンテナ



パソコンでマルチメディアファイルを扱う際には、Windowsの標準ビデオ形式のAVI(MacではMOV)FLVやMP4など、さまざまなフォーマット(形式)があります。
このフォーマットの事を、コーデックだと勘違いしやすいのですが実際は少し違います。

このフォーマット、メディアファイルをOS上で見ると「ファイル名.xxx」の様に.xxxが付いています。
(xxxにはaviやwmv等の語句が入ります)
これは拡張子でファイルの種類を識別するためのものです。
一般的に「ファイル”フォーマット”」と呼びますが、あくまでファイルの識別に使われるものですので、例えwmvをaviに書き換えたとしても、プレーヤーの対応形式であれば再生可能です。

一方で、このフォーマットの事を「コンテナ」ともいいます。
コンテナは、名前の通り入れ物(箱)という意味です。

コーデックを用いて圧縮された映像/音声を格納するもので、主に動画と音声の同期などの情報が含まれます。
例えばAVIというフォーマットは、何がしかのコーデックで圧縮された映像/音声をaviという箱に格納したものという事になります。

aviはWindowsの標準ビデオコンテナで様々なコーデックを格納できます。
ちなみに最近多く使われているmkvというコンテナがありますが、このコンテナには動画/音声の他、字幕やチャプター情報を格納できて便利です。