2010年9月1日水曜日

ドラムの打ち込み(8ビート編)

今回はドラムの打ち込みの2回目、8ビートについてご紹介します。

前回の4つ打ちは主にダンスミュージックで用いられるリズムでしたが、今回の8ビートは、ロック、ポップスで用いられるリズムです。最もスタンダードなリズムだといえますが、打ち込みは意外に難しいです。

基本リズム
まず、リズムの基本は一小節に八回入るハイハットです。八分音符で刻みますので、8ビートといいます。
それにバスドラムとスネアを「ドッパン、ドドパン」と合わせるのが、基本のビートです。ポイントはハイハットで、アクセントを下記の用に交互に付け、スネアと同時にピークを持って行くとリアルになります。



<サンプル>



ゴーストノート
よりグルーブ感(ノリ)を付ける為には、このテクニックを使います。
下記の様に八分刻みの間に弱くスネアを入れます。
入れる回数や強さによりグルーブ感は変わりますので、色々と試してみてください。


<サンプル>



ライドシンバル
よりリズムを走らせたい時は、刻みにライドシンバルを使います。ライドはドラムセット内の定位がハイハットと逆な事が多いので、走らせる目的以外に雰囲気を変える作用もあります。


<サンプル>


オープンハイハット
また、サビなど迫力が必要な場面では、ハイハットをオープンやハーフオープンで使うと良いです。



<サンプル>



サンプル曲
これらのパターンを使用した曲です。



<サンプル>



番外編:フィルイン
ロックやポップス等では、フィルイン(オカズ)も重要となります。
これはパターンとかでは無くセンスだと思うのですが、スネア連打やタム回しがよく使われます。
フィルインは派手でアクセントが付きますが、使いすぎるとリズムが疎かになる恐れがあるので、使いすぎない様にしましょう。
今回の曲で使用したフィルインを置いておきます。

イントロ


<サンプル>


Aメロ


<サンプル>


Bメロ


<サンプル>


サビ


<サンプル>


番外編:ベースライン
ロックではドラムとベースの絡みもグルーブを作り出す要素です。
これもセンスだと思うのですが、CD等プロの音源を参考にした方がいいです。
さっきの曲からドラム&ベースを抜き出したものを置いておきます。

イントロ


<サンプル>


Aメロ


<サンプル>


Bメロ


<サンプル>


サビ


<サンプル>


次回はシャッフルリズムについてご紹介します。
それではノシ