2009年9月30日水曜日

HDDが故障したら

最近、僕の自宅PCのハードディスク(HDD)が故障しました。

と言っても物理的な故障ではなく、Windows上で認識がされないという類のエラーだったんですが、我が家のPCには、内蔵三台とリムーバブル一台のハードディスクが入っていて、通常は「マイコンピュータ右クリック→管理→ディスクの管理」で認識できるところをHDD内の認証部分のセクタが壊れたので、マウントできませんでした。
幸いシステム用のディスクでは無かった為、Windowsを起動してハードディスクを交換しそのまま使用していたのですが、故障したディスクの中に必要なデータが入っていたので、データの復旧をすることにしました。

ハードディスクが故障したら思いきりがっかりするか、データ復旧ソフト等を使うというのが一般的ですが、僕は所持していないので、無料で利用できるLinuxのOSを使ってみました。
LinuxはオープンソースのOSで、主にサーバー用途で利用されています。
オープンソースの為、様々なプロジェクトで開発され、多様なディストリビューションが存在します。
今回は、CD起動ができてインストールをせずに利用できるデスクトップ用途の「Ubuntu」を使用しました。



まず、CDから起動が出来るようBIOSを設定し、CDを入れて再起動をします。



すると下記の様な画面が出てくるので、”インストールをせずに使う”を選択した状態でEnterキーを打ちます。



しばらく待つと、この様にOSが起動します。



インターフェイスとしては、画面上部にオペレーションがある点でWindowsよりかはMacに近いです。

上部バーから”場所”をクリックすると、Ubuntuで認識されている記憶デバイスの一覧が出ますので、問題のハードディスクを探し、選択します。



すると、デスクトップ上にマウントされたハードディスクのアイコンが出ます。



中身を確認するとデータは無事だったので
空いているハードディスクに待避させる事にしました。

壊れていない空いているハードディスクをマウントします。


ファイルをドラッグ&ドロップでコピーします。


最後に右上の電源ボタンを押し、シャットダウンを選択します。


画面の指示通りにディスクを取り出しENTERキーを押すと電源が切れます。


Windowsを通常起動してから、データの無事を確認しました。
皆さんも、ハードディスクが認識されない等の問題が起こった際には、諦める前に一度お試し下さい。